ユメ日記 -------------ATENTION----------------------------------- これは私が見た夢の話です。フィクションです。 猫好きな方メンチカツ好きな方、グロ嫌いな方は読まないで下さいね。 後で何と言われても、責任はとれません。 ちなみに怖いというよりシュールかも。。。 ついでに自分で文にするとあんま怖くない。もっと生生しかったのに。 ----------------!--------------------------------------- 夢を見ていた。 はっ…と気がつく。 ここは自分の部屋。 私は二階にある自分の部屋のベットで寝ていたらしい。 目線の先には白い天井がある。 母が勝手に貼った視力検査の古びたポスターが裸眼でボンヤリと見える。 そのまま視線を足元に下ろす。布団は…掛けていなかったようだ。 足先にもちゃもちゃと布団が寄せられている。少し寒い。 すぐ左側にある…つまりベットの横にある窓の方を見てみた。 カーテンの隙間から暗い空が見えた。 多分、なんとなく…今は夜明け前だ。 そう思った。 「ニャー…」 猫の鳴き声がした。 部屋を見回したが、何処にも居ない。 部屋はいつの間にか明かりがついていて、 白々と本や紙がちらばった床を照らしている。 もう一度窓を見た。カーテンをめくる。。。 と、 黒猫が、居た。 窓の外に こちらを見ながら座っている。 いや窓の外には足場など無い。のっぺりした壁のはずなので、 おすわりしたまま浮いているというのが正しい。 猫は窓を掻いた。 開 け て く れ 。 そう言っている様だ。 ”あぁ…お腹が空いているんだ。中に入れなければ。” 猫など飼った事が無いのにそう思った。 カーテンをきちんと開けて窓をカラカラ…とひら……… く前に、黒猫は部屋に入っていた。 私のベットの上で、座っている私の足元にお座りしている。 こっちを見ている。。。 異様だ。 けれど私は気づかない。 ”餌を欲しがっている” そう思いながら、覚えの無い猫の名前を呼びベットから降りた。 私は一階の台所にいる。 二階にある私の部屋から降りてきた…らしい。 黒猫も居る。 お座りしてご飯を待っているようだ。 黄色い床が、窓から射した朝の青い光に照らされて全体的に薄く緑がかって見える。 普通の朝だった。 母が居たので”おはよう”と声をかけ、冷蔵庫を開ける。 牛乳をトレーに入れて猫の前に差し出す。 ーーーと、 視点は母のほうへ。 何か一言二言しゃべった。 そしてふと… テーブルを見ると耳をとられた食パンが置いてある。 どうやら朝ご飯はサンドイッチらしい。 具はまだ挟まれていない。 これから卵か何かを挟むつもりだったのだろう。 テーブルの上は散乱していた。 「にゃぁ…」 催促の声が足元からした。 ”そうだ、猫のご飯…” 気づいて、パンを一切れ手に取った。 そして牛乳を舐めている猫の方を見ーーーーーーー。 ……… 黒猫は其処に居なかった。 何か悪寒がした。 黄色い床に牛乳の張った白く平べったい皿がぽつんと置いてある。 薄く緑がかった空気。 皿の中央には 縦に置かれた三角形のサンドイッチが 牛乳に浸されていた…。 間には茶色く焼かれた、普通の、メンチカツが挟まっていて、 けれど、荒く、裂かれた断面がのぞいていて、、、 私はそれを両手で挟むように いや、 中をめくって見れる様に手にとる。 手はまだサンドイッチを挟んだままだ。 黒猫は何処にも居ない。 最後に聞いた黒猫の薄い声…。 牛乳を飲んでいた皿に、縦に置かれたメンチカツサンド…。 辺りを見回しても黒猫は何処にも居ない。 その場に私は立ち尽くす。 これが何なのかを思いサーッと自分の血が何処かへ消えていく。 体中が”いけない”と言った。 でも心は”確かめろ”と言っている。 嫌な汗が出る。 私は 茶色くはみ出た肉の断片から 目をそらす事が出来ず 頭の中では黒猫の事を考えて その中身が、肉が、その断片が、なんなのかを 確かめようと------------------------------- した所で、パチっと目を覚ましました。 怖いというよりはシュールな感覚で、目覚めはスッとしたものでしたが 意識がハッキリするにつれ結構恐ろしい夢を見たものだと思いました。 猫を飼った事はありません。 こんな夢みましたが、猫好きです。犬も好きです。 メンチカツも好きです。 特に疲れていた訳でも無いのに…。 何でこんな夢を見たのか分かりません。 だから、誤解しないで下さいネ☆ 読書の秋なので、ちょっとお話風に描写してみました。
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